xDピクチャーカード【えっくすでぃーぴくちゃーかーど】
xDピクチャーカードとは主にオリンパスと富士フィルムのデジタルカメラで使われているメモリーカードのこと。
WB【ほわいとばらんす】
WBとは「ホワイトバランス」の略称。詳細はホワイトバランスの項を参照のこと。
SDHCメモリーカード【えすでぃーえいちしーめもりーかーど】
SDHCメモリーカードとはデジタルカメラで使われるメモリーカードの規格のひとつ。
SDカードと同じ大きさのメモリーカードで、2GB以上の大容量タイプにも対応している。SDHCメモリーカードはSDカードの上位互換のため、SDHCメモリーカード対応のデジタルカメラではSDカードを使うことができるが、SDカード専用のデジタルカメラではSDHCメモリーカードを使うことができないことに注意。但し、2008年以降に発売されたデジタル一眼でSDカードに対応しているが、SDHCメモリーカードに対応していないという機種はないのでご安心を。
SDカード【エスディーカード】
SDカードとはメモリーカードの規格のひとつ。
小型で、写真だけでなく音楽にも対応しているのが特徴。コンパクトデジタルカメラでは採用されている機種も多く、現状では最も普及しているタイプといえるであろう。
Sモード【えすもーど】
Sモードとはシャッタースピード優先AEモードの略称で、SモードのSは「Speed」に由来する。カメラによってはTvモードと呼ばれることもある。
RAW【ロー】
RAWとはデジタルカメラの写真データ形式の1つのこと。
RAWが「生の」という意味であることからもわかるように、撮った写真のデータを色やコントラストについて圧縮せず、もとのままの全ての情報を保った形式で記録されたデータのこと。JPEG形式に比べて画質が良いことが大きな長所であるが、その分データ容量も大きくなるため、撮影枚数が制限されたり、情報処理速度の関係から連写速度の低下をもたらしたりする。また撮影した後に、自分で色の調整が必要など扱いが面倒な面もある。しかし、RAWデータさえあれば後で自由な加工処理ができるため、できるだけRAWを残すようにしたほうが良いであろう。
CFカード【しーえふかーど】
CFカードとはコンパクトフラッシュ(Compact Flush)カードのこと。
デジタル一眼レフカメラでは、撮った写真の記録媒体としてSDカードのほかにコンパクトフラッシュカードなども使われている。
CMOS【しーもす】
CMOSとは撮像素子の規格の1つ(Couplementary Metal Oxide Semiconductorの略)のこと。
以前はCCDに比べて性能が低いと言われていたが、改良が進んだことで、現状ではCCDと同等以上の性能を発揮するようになっている。CCDとの違いは光を捉えてデジタル化する方法で、CCDよりも読み出し速度が速いという長所がある。
CCD【しーしーでぃー】
CCDとは撮像素子の規格の1つ(Chage Coupled Deviceの略)。
表面一面に配置された画素と呼ばれる小さな部品で光を捉え、映像をデジタル化する装置。
APS-Cサイズフォーマット【えーぴーえすしーさいずふぉーまっと】
APS-Cサイズフォーマットとはデジタルカメラの撮像素子(CCDやCMOS)の大きさの通称の規格のこと。
正式な規格として制定されているわけではなく、以前コンパクトカメラなどで採用されていた「ASPフィルムのCタイプ」の大きさに近いことからこう呼ばれるようになった。ニコンのデジタル一眼では「DXフォーマット」と呼んでいる。
Aモード【えーもーど】
Aモードとは「絞り優先AE」モードのこと(Aは「Aperture(絞り)」のこと)。カメラによってはAVモードと呼ばれることもある。
AF(AFロック)【えーえふ(えーえふろっく)】
AFとは自動焦点のこと(Automatic Focusingの略)。いわゆるオートフォーカス。
現在市販されている殆どのカメラでこの機能が搭載されており、シャッターボタンを軽く押すと(押し幅の半分ほどを押すことから、この操作は『半押し』と呼ばれる)この仕組みが働き、カメラを向けた被写体にピントが自動的に合う。一度決めたフォーカスが変わらないように固定することを「AFロック」という。
AE(AEロック)【えーいー(えーいーろっく)】
AEとは自動露出のこと(Automatic Exposureの略)。
撮影時に絞りとシャッタースピードの設定をカメラが自動的に調節してくれる機能。全てをカメラに任せる「プログラムAE」、シャッタースピードは自分で決める「シャッタースピード優先AE」、絞りは自分で調節する「絞り優先AE」などがある。そして、設定された露出が変わらないようにすることを「AEロック」という。
ワイド
ワイドとは広範囲を写すことができる広角のこと。また、ズームレンズの広角側もワイドという(⇔テレ)。
レンズ群【れんずぐん】
レンズ群とはカメラのレンズを構成するレンズにおいて、単体であろうと複数であろうと関係なく「一塊になっているもの」を指す。
カメラのレンズは、複数枚の凹レンズや凸レンズが組み合わさって構成されている。これらのレンズは、単体で配置されたり複数枚が組み合わされて配置されたりするが、レンズ群とは、それらのレンズの一塊になっているものを指す言葉である。例えば、「12群15枚」といえば、15枚のレンズから構成されており、それらが12のグループに分かれているということである。
メガピクセル
メガピクセルとはデジタル撮像素子の性能を伝えるときに使う用語で、対象のカメラに搭載された撮像素子が100万画素を超えるときに使う。
5メガピクセルなら500万画素。10メガピクセルなら1000万画素のカメラとなる。
マニュアルフォーカス
マニュアルフォーカスとはファインダーや液晶モニターを見ながら、手動(マニュアル)でピント(フォーカス)を調節すること。
コントラストの低い被写体や暗い場所ではオートフォーカスが正しく作用しないこともあるため、そのようなときにおこなうのがマニュアルフォーカスである。
(⇔オートフォーカス)
マウント
マウントとはレンズ交換式のカメラにおける、カメラとレンズを接続するための部分のこと。
カメラの本体にあるマウントはレンズを接続するためのマウントなので「レンズマウント」。レンズにあるマウントはカメラの本体(ボディ)を接続するためのマウントなので「ボディマウント」と呼ばれる。
一般的にマウントはカメラのメーカーによって形状が異なるため、例えばニコンのカメラにキャノンのレンズを装着するということはできない。そのためカメラや特にレンズを購入する際には注意が必要である。また、このような制限を解消し、メーカーを問わずにレンズやカメラ本体を使えるようにしようとしている取り組みに、オリンパスやシグマ、パナソニックが参加している「フォーサーズシステム」がある。
マイクロフォーサーズ
マイクロフォーサーズとはオリンパスやパナソニックが採用しているフォーサーズから派生した規格のひとつで、よりコンパクトなカメラやレンズを実現するための規格のこと。
撮像素子の大きさはフォーサーズと同じだが、フランジバック(カメラボディのマウント面から撮像素子までの距離)がより短くなり、さらにミラーボックスを省くことでコンパクト化を進めている。
ホワイトバランス
ホワイトバランスとは色を調整して白いものを白く撮影できるようにする機能のこと。
ホワイトバランスを使うと、例えば夕日の下で白いものを見ると赤っぽく見えるが、この赤い偏りを取り除き「本来の白」に戻して撮影できる。このように夕日の下だけでなく、蛍光灯の光や曇り空の下など、様々な光の条件により、白は元の色と違う色に写るようになってしまうため、その修正が必要になる。ほとんどのカメラでは自動でホワイトバランスが調整されるようになっているためいじる必要はないが、手動で調整することもできる。
望遠レンズ【ぼうえんれんず】
望遠レンズとは望遠鏡のように、遠方を拡大して撮影できるレンズのこと。厳密な基準はないが、焦点距離が70mm以上のレンズを指すことが多い。
また、望遠レンズの中でも焦点距離が400mm以上のレンズのことを特に、「超望遠レンズ」と呼ぶ。
望遠レンズには以下のような特徴を持つ。
・遠方を拡大して撮影できるため、近寄れないものや動物の撮影に適す
・遠近感を弱めるため、目で実際に見るより背景などが近づいて写る
・同じ口径の他のレンズと比べると、F値が大きくなりがちで、また、F値の小さいものは大口径レンズとなる傾向がある
ペンタプリズム
ペンタプリズムとは一眼レフカメラのファインダー部分に使われている五角形(ペンタ)のプリズムのこと。
レンズから入った光を反転や逆転して、正しい向き(正立正像)で表示する役割を果たす。正式には「ペンタゴナルプリズム」という。
フォーサーズシステム
フォーサーズシステムとはオリンパスが提唱するデジタル一眼レフカメラの規格のこと。
撮像素子のサイズを4/3インチ(Four Thirds)に固定し、レンズを取り付けるマウントを標準化したシステム。現在、パナソニックやシグマなど多数の企業が参加している。このシステムはマウントが標準化しているため、フォーサーズ対応のレンズとカメラならメーカー間を越えてレンズを共有できるという長所がある。
⇒マイクロフォーサーズ
フォーカス
フォーカスとはピント(焦点)のこと。
ピントを自動的に合わせてくれる機能を「オートフォーカス」、手動で調整することを「マニュアルフォーカス」という。
ファインダー倍率【ふぁいんだーばいりつ】
ファインダー倍率とはファインダーを通して見た被写体が肉眼で見たときに比べてどれぐらい大きく、または小さく見えるのかを表した比率のこと。
当然倍率が高いほど被写体を詳細に確認できるので、ピント合わせやその他の確認が楽になる。ファインダー倍率は0.8~0.95倍程度に設定されているものが多い。
ファインダー視野率【ふぁいんだーしやりつ】
ファインダー視野率とはファインダーから見える範囲と、実際に撮像素子に記録される範囲の比率のこと。
ファインダー視野率が100%であるカメラは、写真を撮るときにファインダーを通して見ている画と、写真データとして記録される画像は一致する。しかし、ファインダー視野率が100%より小さい場合は、写真のデータを見た際に、写真を撮るときにファインダーを通して見ていた画の周囲何%分かの画像が記録されていることとなる。デジタル一眼でファインダー視野率が100%であるカメラはほんの一部である。
標準レンズ【ひょうじゅんれんず】
標準レンズとは撮影画面(フィルムや撮像素子)の対角線の長さの焦点距離をもつレンズのこと。標準レンズで撮った写真は、人が目で実際に見た範囲に近い写真となる。
標準レンズは撮影画面の対角線の長さによって決まるので、カメラ本体が変わることでフィルムや撮像素子のサイズが変わると標準レンズも変わる。しかし、デジタル一眼が登場するまでの長きに渡り35mmのフィルムカメラが使われてきたことから、35mmのフィルムカメラにおける標準レンズである50mm付近のレンズを今でも標準レンズと呼ぶことが多い(だいたい焦点距離が35mm~50mm付近のレンズを指して使う)。
ピクセル
ピクセルとはデジタル写真を構成する最も小さな「色の付いた点」のこと。『ドット』と混同されることがあるが、ピクセルは「色情報のある点」で、ドットは「ただの点」という違いがある。
厳密にはピクセルとドットは性質の異なるものだが、見かけ上はどちらも「小さな四角い点」で混用されることも多いので、さほど違いを気にする必要はない。
⇒メガピクセル
ヒストグラム
ヒストグラムとは写真の明るさを、横軸を明るさ縦軸をピクセルの数で分布化したグラフのこと。このグラフを見ることで、写真の明るい部分や暗い部分の割合を知ることができる。
具体的には、ヒストグラムの形状が左に寄っていると暗い部分の多い写真。右に寄っていると明るい部分の多い写真である。
ドライブモード
ドライブモードとはカメラのシャッターのきり方の設定のこと。
連写や1枚ずつ撮影するワンショットなどが設定できる。