写真画像の加工・合成に便利なデスクトップパソコン[PC]
今回は仕事の関係で写真編集などの機能に注力して作られたというDellのXPS 8500のモニターを依頼されたので、そのことについての情報を紹介します。
- グラフィックボードが良く写真編集に最適
- 2種類搭載されたハードディスクのいいとこどりできる
- HDD[Hard Disk Drive/ハードディスクドライブ]によるOSの安定稼働
- SSD[Solid State Drive/フラッシュメモリドライブ]によるスムーズな保存
という前評判のもとデモ機の貸し出しを受け、2週間強使ってみた私の感想を、写真データの保存や編集の観点からご紹介します。はたしてこのDellのXPS 8500はどのようなデスクトップPCなのでしょうか。
Dell XPS 8500の基本性能
まず今回私が使ったDellのXPS 8500デモ機の簡単なスペックからご紹介します。
Windows Edition
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OS Version
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Windows 7 Home Premium
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システム
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製造元
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Dell
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モデル
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XPS 8500
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プロセッサ
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Intel(R) Core(TM) i7-3770 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz
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実装メモリ(RAM)
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12.0GB
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システムの種類
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64ビット オペレーティングシステム
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ペンとタッチ
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利用したのはペン入力およびタッチ入力に対応していないディスプレイ
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左の表に記載したのがDellのXPS 8500デモ機のスペック概略になります。まず梱包を開けて最初の印象は『少々大きい』ということです。寸法が横幅:185mm、高さ:406mm、奥行:445mmあり重量が10kgを超えるのでやはり少々大きく感じられるでしょう。ただ特に持ち運ぶものではないのでその大きさも特に問題にはならないかな…と思います。
一方利用してみると、さすがCPUがCore i7、メモリが12GBあるだけあって処理能力の速さは素晴らしいです。私が撮影現場で日々使っているノートPCのCPUはCore2Duo、メモリは2GBなので(これと比較すること自体が間違いかもしれませんが…)、Photoshopの起動時間も早く複数の写真の加工などをしていても全くストレスを感じないので、この2週間は編集作業を家に持ち帰ってやることが多くなりました。
しかし私がこのDell XPS 8500で最も素晴らしいと思うのはその静かさです。非常に高いパフォーマンスを発揮しながら、その駆動音は殆どなく、また長時間の連続使用時の発熱も殆どない点には非常に驚きました。その駆動音は、はっきり言って
本当に稼動しているのかな??
と心配になってしまうほどです。
Dell XPS 8500の画像処理能力
では本題の画像処理能力についてです。
まず画像データの読み取りですが、躯体前面には19 in 1メディアカードリーダーが装備されているので、miniSDカードやSDカード[SDHCカード]、CFカード[コンパクトフラッシュ/Compact Flushカード]をそのままスロットルに挿入して画像データを読み込むことができるので、別途接続機器などを用意しないで済み非常に便利です。
データの読み込みや表示速度も、Core i7のCPUのおかげで非常に早く、かなりデータ量の大きい1,000万画素を超えるデジタル一眼レフカメラの低圧縮設定[FINEモードなど]の画像でも表示までの時間などでストレスを感じることは殆どありません。
また最初にも書きましたが、デジタル一眼レフカメラでの撮影をしていくと必ず使うようになってくるPhotoshop等の画像処理ソフトですが、これらの少々重めのソフトを起動しても、その起動時間や処理速度には大変満足できるでしょう。
しかしもとから非常に処理速度が速く、また比較対象となる私の普段使っているPCの処理速度が遅いので、このDell XPS 8500の売りの1つとして紹介されていたHDD[Hard Disk Drive/ハードディスクドライブ]とは別に搭載されたSSD[Solid State Drive/フラッシュメモリドライブ]による画像データなどのスムーズな保存に関してはあまり実感できませんでした。ただし、画像ファイルを開いたり加工、保存するのも非常に早くストレスフリーなことは間違いありません。
Dell XPS 8500のデザイン等
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XPS 8500付属のキーボード
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XPS 8500付属のマウス
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タワー自体の大きさに関しては、これぐらいのスペックのPCでは特に大きいわけではないと思いますが、やはり私が今まで使ってきたデスクトップPCのタワーと比較すると少々大きく邪魔なところは否めません。また、前面部分は光沢処理の施された黒である程度高級感がありますが、金属の好きな私としてはプラスチック製なので少々安っぽく感じるところもあります。
付属品に関しては、キーボードに『Fn』[ファンクションキー/Function key]がないのは少々使いにくいですが、『メニューキー』もありタッチ感も特に問題ありません。
またマウスに関しては少々チープ感はありますが、左右に1つずつサイドボタンもあり、特に使いにくさはありません。
これらもろもろのことを踏まえた総合評価としては、写真画像の読み込みや加工、合成、保存に関しては非常に動作もよく十分な(十分すぎる気もしますが)能力を持っているといえると思います。またそのスペックの割りには安いことから、特に画像処理のためだけではなく、デジタル一眼レフで撮影したハイビジョン動画を見たり処理をしたりするのはもちろん、画像重視のゲームをしたりするのにも役立つのである程度以上パソコンを活用する方にとっては購入したら満足できるデスクトップパソコン[PC]ではないかというのが私の感想です。
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