カメラ・レンズの保管方法(カメラ・レンズをカビから守る)
1年ぶりに写真を撮ったら、ナゼかレンズが曇ってる・・・・レンズをぜんぜんきれいにならない。それはレンズにカビが生えたからかも・・・・。生えてしまったカビを除去するには分解修理が必要で、新しいレンズを買ったほうが安いくらいのお金がかかってしまうのが一般的。そんなことにならないようにするための知識を身につけよう!!
カメラや交換レンズにカビが生える理由
内部にカビの生えたレンズ
しっかり買ったときのレンズケースに入れて、大事に保管してたのに・・・・久しぶりに使おうと思ったらレンズにカビが生えている。そんなことありませんか??
食品でもないレンズになぜカビが生えるのか??カビは何を栄養源に育っているのか??そのカビの栄養になっているものは、レンズに付着した人間の皮脂やレンズに施されたコーティング、レンズ同士をくっつけている糊など。これらを養分にしてカビが育つのだ。そのため、カメラ外部の人間の皮脂や汚れをキレイにふき取っていても、手の届かないカメラ内部でカビが発生してしまうことがある。
一度カビが発生するとレンズ交換が必要になり、その交換コストは安くても1万円台中盤~。製造コストが高いより高性能なレンズほど、レンズ修理の代金も高くなってしまう。そんな大切なレンズをカビから守るにはどうしたらよいのか??その対応策を次で見てみよう。
かびを防ぐカメラ・交換レンズの保管方法
防湿庫
レンズなどの機材をカビから守るのに一番有効なのは、防湿庫。防湿庫とは温度と湿度を一定に保ち、カメラにカビなどが生えにくい最適な環境を保ってくれる冷蔵庫のようなケースのこと。カメラは湿気が多いとカビが生えてしまうが、一方乾燥しすぎると機械部に使われているグリースなどが乾燥し、能力を十分に発揮できなくなる。そのカメラが最も能力を発揮できる湿度30%前後を保ってくれるのがこの防湿庫なのだ。防湿庫は小さなものでも数万円からするので少々高い気もするが、レンズ1本買いなおすことを考えたら、是非持っておきたいアイテムの1つだろう。
防湿庫のラインナップは
こちら
しかし、防湿庫は高すぎてちょっと・・・・という人もいるだろう。そんな人にオススメなのがプラスチック製の密閉容器内に乾燥剤を入れ、そこにカメラやレンズの機材を収納する方法。このような格安な方法のための装備もしっかり発売されており、自分のカメラに合ったサイズのプラスチックケース(ドライボックスなどと呼ばれている)に、防湿剤と防カビ剤を入れてケース内側に湿度計をセットしておけば大丈夫。簡単な方法だが、結構効果のある方法だ。(ドライボックスの中には、湿度計が付属しているものがあるので、それを選べば別で湿度計を買う必要がないので便利だ)
ドライボックス |
防カビ剤 |
湿度計 |
防湿剤(乾燥剤) |
ドライボックス(ケース/防カビ剤/防湿剤)のラインナップは
こちら
ふだんからカメラやレンズを使っていれば、いつも室内よりも湿気の少ない外気に触れているし、屋外での撮影では太陽光による殺菌効果も期待できる。だが、プロでもなければ毎日カメラを持ち歩くのは至難の業。大事にカメラバッグなどに入れたまま押し入れに突っ込んでおくと、後で取り返しのつかないことになってしまう。そんなことを避けるために、最低限の対策はとっておきたいものだ。