デジタル一眼レフカメラ比較(おすすめ初心者用入門機/総合ランキング)(~’11年3月)
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何しろ、非常にお買い得な価格のラインナップが揃っているこの入門クラス。直感的な操作ができ、専門知識がない人でも思い通りの写真が撮れます。また、重量が軽いこともあり、日常の持ち運びにも苦労しません。加えて、世界をリードしているカメラ専門の企業が出している商品が多いので、凝ってきたときの発展性も申し分なし。では、目的別能力値ランキングに基づいた総合結果を見てみよう!!
総合ランキング
総合評価では世界初の透過ミラーの搭載により秒間10コマの高速連写と連写時及び動画撮影時にも常に高速・高精度のオートフォーカス機能を実現したソニーのα55が1位となった。2位にはキャノンのEOS KissX4。そして3位にニコンのD3100が続く結果となった。
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左からSONY α55 CANON EOS KissX4 NIKON D3100 PENTAX K-r
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1位
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ソニー α55(α33)
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2010年9月10日に発売されたソニーのα55。これまで一眼レフ分野では『ソニーらしさ』を打ち出せていなかったソニーだが、このα55の登場によってソニーの一眼レフは他社の一眼レフにない特色を打ち出せた。その特色の1番はなんと言っても世界初の透過ミラーの搭載による秒間10コマの高速連写とそのAF性能。カメラ本体だけで10万円以上するミドルクラスでも秒間8コマが最速な中で秒間10コマは驚異的。その上その高速連写時もオートフォーカスが被写体を追い続ける点はさすが世界のソニーと言ったところか。画素数も同クラス2位の1620万画素と申し分なく、動画もフルハイビジョンに対応している。ただ難点を言えばバッテリーの持ちが1回の充電で380枚と少ないことだが、同クラス最軽量のボディ(α55は441g、α33は433g)に詰め込まれたその能力は、きっとあなたの望みを十二分にかなえてくれること請け合いだ。
(より安く済ませたい人は、1万5千円ほど安いソニーのα33でも良いだろう。2機種の違いは主に、画素数が200万画素少ない点と、この連続撮影速度が秒間3コマ劣る点、そしてバッテリーの持ちが40枚少ない(α55:380枚/α33:340枚)点の3点だ。)
(ソニー α55の価格を確認 >> Yahoo! amazon 楽天 ビックカメラ)
(ソニー α33の価格を確認 >> Yahoo! amazon 楽天 ビックカメラ) |
2位
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キャノン EOS KissX4
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総合2位は画素数ランキングで圧倒的な実力を見せたキャノンのEOS KissX4。10万円をきるエントリークラスで1800万画素をたたき出すのは信じられないの一言だ。画素数が非常に高くなったことで高速連写時の連続撮影可能枚数がRAW+JPEGラージ/ファインだと3枚と非常に少ない点は不満があるが(RAW保存をしなければ34枚まで可能)、連写速度も秒間3.7コマと同クラスでは決して遅くなく、何よりも高感度撮影に強い点はありがたい。ISO6400まで対応しており(12800までの感度拡張が可能)、私の使った実感ではISO1600でもノイズやざらつき感は全くなかった。おかげで三脚を持ち歩かなくても夜景や花火の写真が撮れることは日常使いのカメラとして非常にうれしい点だ。ニコンと共に世界のトップを走るカメラメーカーだけに、発展性も考えれば2位は妥当な順位だろう。
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3位
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ニコン D3100
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一眼レフでニコン初のフルハイビジョン動画(1920×1080画素)に対応したニコンのD3100 が総合3位にランクインした。前身のD3000も良いカメラだったが、D3100になることで撮像素子をCCDからCMOSに変更し、有効画素数は1,020万画素から同クラス4位の1,420万画素に増加しただけでなく、画像処理まわりも最新のEXPEED 2に変わっている。感度の上限がISO3200相当からISO12800相当にアップしたことで夜景等の暗いところでの撮影にも強くなり、またニコンのデジタル一眼で初めてフルハイビジョン動画に対応したことも注目したい。使ってみた実感では様々な撮影を補助してくれるガイドモードが充実しているので、一眼レフ初心者でも思い通りの写真が手軽に撮れるところも良いと思う。上位4機種の中で他より1万円ほど安い点もうれしい。フィルムカメラの時代からずっと世界トップを走ってきたニコンだけあり、発展性においても申し分なくこれからカメラをはじめずっとやっていきたいと思う人にはぴったりの1台だ。
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4位
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ペンタックス K-r
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2010年の10月中旬に発売されたペンタックスのK-rといったらなんと言ってもそのカラーバリエーションの豊富さに特徴がある。ボディカラーを12色の中から、グリップカラーを10色の中から、そしてレンズカラーも12色の中から選べるため、結果1440のカラーバリエーションがあるのは他に類を見ない。そんな『個性』に目のいきがちなK-rだが、画素数は1240万画素、連写性能も秒間6コマとエントリークラス4位、バッテリーの持ちは1600枚とダントツの1位、動画も1280×720画素で秒間25フレームの撮影が可能と機能も十分高い。ISO12800(拡張時25600)までの高感度撮影にも対応しており、手持ちでの夜景の撮影なども可能。またモノクロ写真の中で2色の色だけを際立たせる色抽出や、版画の様な写真が撮れるポスタリゼーションなどのクリエイティブな写真が撮れるデジタルフィルターが18種類も搭載されているところも写真を楽しませてくれる。コンパクトデジタルカメラよりキレイな写真を撮ってみたい、写真を楽しみたいという人にオススメのカメラだ。
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