防水性能とはその防水カメラがどれぐらいの深さまで沈めても壊れないかということを表す指標で、その表示単位は水深(m)である。そして防水コンパクトデジタルカメラを買うのだから、防水性能が最も注目すべき機能であるのは言うまでもない。ではどれぐらいの防水性能があったら良いのだろうか?? 現在発売されている防水コンパクトデジタルカメラの防水性能は3m~10mのものが主流となっている。そして用途によって必要な防水機能は変わってくる。つまり、水がかかる程度の使用なら生活防水程度のカメラで大丈夫だし、完全に水につけて使うのなら十分な防水性能が欲しい。私の経験から言うと、ギリギリの防水性能のカメラではなく、少し余裕のある防水性能のあるカメラを買ったほうが良いと思う。というのも、浸水してデータが消えてしまってからでは取り返しがつかないし、何より海や川に行って使っていると、はじめは水中の写真までは撮影する気がなかったとしても、やはり水中を泳ぐ魚や友人、彼・彼女の写真を撮影したくなるのが人情というものだからだ。
そんなことも踏まえて使うシーン毎に必要な防水性能をまとめた表を以下に掲載したので見て欲しい。
簡単な分類になるが、自分がどのような撮影をするか考えて、上記の表を参考に必要な防水性能を選んで欲しい。
こちらは以前の記事でも書いたが、防塵性能は海で防水カメラを使う人には必須の機能だ。やはり砂浜の砂は精密機械のカメラにの大敵なので、海での使用を考えている方は防塵性能がある防水カメラを購入した方が良いだろう。そして幸いなことに、現在発売されている国内メーカーの防水カメラはほとんどが防塵性を備えているのでとりたてて気にしないでも大丈夫であるが、一部の海外メーカーの防水カメラには防塵性能の備わっていないカメラもあるので、購入するときには一応確認した方が良いだろう。
3つ目の機能として、耐衝撃性能だが、この耐衝撃性能はどれぐらいの高さから落としても壊れないかということを表し、その表示単位は高さ(m)となる。私達日本人の平均身長からして、1.5m以上の所からカメラを落としてしまう機会は少ないので、1.5mの耐衝撃性能があれば十分だが、心配な人は2.0m以上の耐衝撃性能の防水カメラを購入すれば安心だ。
4つ目のポイントになるのが、手振れ補正機能だ。手振れ補正機能とは、写真を撮影する際のカメラに対する振動や揺れを打ち消し、結ばれる像にブレが生じないようにしてくれる機能だが、これは防水カメラでも結構重要になってくる機能だ。というのも、多くの人が旅行や遊びのときには、防水カメラかもしくは普通のカメラのどちらかしか持って行かないため、防水カメラと言っても水中以外の陸上での撮影も行うこととなる。そして、手振れ補正機能は水中では殆ど力を発揮しない機能だが、陸上では非常に大きな力を発揮してくれる機能なので、購入の際にはこの手振れ補正機能も必ずチェックしておきたい。
では手振れ補正機能を選ぶ際の注意点だが、光学式の手振れ補正機能がついているものを選ぶようにしよう。というのも、手振れ補正機能には「光学式」と「電子式」があり、光学式はカメラに対する振動や揺れと反対にレンズや撮像素子自体を動かすことでブレをなくすが、電子式は画像が撮像素子で読み込まれた後にブレを補正している。そのため、物理的にブレを補正してくれる光学式の手振れ補正機能の方が、より効果が大きいためだ。
では上記の4ポイントを踏まえて、おすすめの防水コンパクトデジタルカメラは何かと聞かれると、やはりOLYMPUS[オリンパス]のTough[タフ]シリーズとなる。やはりOLYMPUSは防水カメラに非常に力を入れているだけあって、防水性能のチェックを抜き取り検査ではなく全数検査によって行っているので、その製品の品質は折り紙つきである。また、長きに渡り水中写真と付き合ってきただけあり、地上のように自由の利かない水中でも操作がしやすい設計になっているので、まずはOLYMPUS[オリンパス]のTough[タフ]シリーズを検討することをおすすめする。
また、このシリーズの全ての機種が上記の防塵性能、光学式手振れ補正機能を備えているので、必要な防水性能を踏まえてどのカメラにするか決めると良い。
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